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2020年05月の記事は以下のとおりです。

WEB研究室セミナー

研究室の新年度のセミナーが今日から始まりました。

学生は原則的にキャンパスへの立ち入りが禁止されてますので、研究室セミナーはWEBを通したオンラインミーティングです。

 

実際にオンラインでやってみた感想・・意外にイケるじゃんですね。

画像がやや粗くて表示がモタつく場面もありますが、思っていた以上に円滑にセミナーが出来ました。

音声も少しは途切れたりしますが十分聞き取れます。

パワーポイントのスライドショーもまずまず。

レーザーポインターの表示がカクカクした感じになりますが、それはそれで風情ありです。

 

ただ、危惧するのは、通信費とか速度制限といった学生側のWEB環境ですね。

まぁ、コロナウイルスの感染拡大も遅くなっている兆しが現れてますので、近いうちに緊急事態宣言なんかも解除されるのではないかと期待します。

どこにそんなことが・・?

朝日新聞デジタル版に、「コロナ対応に海外から批判続出/政府、発信力強化に躍起」との記事があります。(記事のスクリーンショットは撮ってますが、ここには掲載してません)

他社の記事の引用は英紙ガーディアン(電子版)と英BBC(電子版)の2つに加えて、ハンギョレ新聞(電子版)のたったの3つ。

これで「海外から批判続出」と断定する豪胆さ・・

 

英紙ガーディアン(電子版)から、「日本は検査の少なさで批判されている。日本のやり方は症状が軽い感染者を特定し、追跡することを困難にしている」と引用。

https://www.theguardian.com/world/2020/may/04/japan-to-extend-state-of-emergency-covid-19-amid-fears-second-wave-could-cripple-tokyo-hospitals

ただし、ここの部分から1つのポイントを抜いてまして、「日本では千人当たりの検査数が1.3に対し、奸国が12で米国が18」という記述があります。

んで、ここから読み取れるのは検査数と感染爆発の間には相関関係がないということです。

 

英BBCの4月30日の電子版からは、「日本の検査数の少なさは疑問だ」と題する記事を引用してます。

https://www.bbc.com/news/world-asia-52466834

こちらには一人の在邦外国人のケースを取り上げ、熱で病院に行くも検査を受けられず、数日後に軽い肺炎を起こして病院をたらい回しされた経緯を載せてますが、コロナ感染ではなかったようです。

感染の疑いが小さい場合は検査が後回しにされるにも関わらず感染爆発が起きない日本の状況について、本当にそうなのかと疑問を投げかけています。

ここで、慶應大学病院の独自調査のデータから推定すると、日本の感染者数は28万から70万人と見積もられることを淡々と伝えており、可能性の話であって批判的なものとまでは言えません。

 

政府批判、ひいては安倍総理批判のためだけに作られた記事でしょう。

改憲を目指す安倍総理が許せないということで、何が何でもネタを練り上げて足を引っ張る意図が見え見え。

モリカケ問題にせよサクラ問題にせよ、こんな時期なのに国民目線ではなく倒閣を目指した記事を作るなんて、この新聞社の人たちって何様でしょうか?

私は慰安婦に関連した捏造記事の撤回が出たときに、ここの新聞の購読をやめました。

それまで私が抱いていた朝日新聞への信頼が大きく裏切られたと思ってます。

 

ちなみに、The Wall Street Journalでは、西洋諸国と違って厳しいロックダウンやペナルティーを課している訳でもないのに、感染爆発を抑え込んでいることを評価する記事があります。

https://www.wsj.com/articles/japans-coronavirus-cases-fall-sharply-without-compulsory-measures-11587993871?mod=e2fb&fbclid=IwAR1u8clDpxtXyePs3Vo3BhPk_i30bhcRQTXJTpBhm8aU2ZoD3JH8RZ3n-Vs&fbclid=IwAR3MuJ1TYK8bkvZ7euSGOkRgxmf4iW0mfp462dADZ60T9tqJjOMIeWFcxb4

ということで・・日本が海外から評価されていると結論しましょうかねぇ。

 

それから奸国のハンギョレからの引用ですが、まるで北朝鮮の労働党機関紙が載せるようなとでも言いますか、日本と安倍総理を貶めるためだけの記事です。

それをそのまま引用した上で、最後の結論部分に持って来るなんて・・朝日は一体どこの国のメディアなんですか?

 英紙ガーディアン(電子版)は4日、安倍晋三首相緊急事態宣言を延長したことを詳しく報じた。記事では記者会見でも取り上げられたPCR検査にも言及。「日本は検査の少なさで批判されている。日本のやり方は症状が軽い感染者を特定し、追跡することを困難にしている」と指摘した。
ハンギョレ新聞(電子版)
コロナ対応に海外から批判続出 政府、発信力強化に躍起
コロナ対応に海外から批判続出 政府、発信力強化に躍起
コロナ対応に海外から批判続出 政府、発信力強化に躍起
コロナ対応に海外から批判続出 政府、発信力強コロナ対応に」

PCRは万能か?

巷のマスコミでは、日本でのPCR検査の少なさを批判する論調が大勢を占めてますかねぇ・・

これに水を差すようでアレですが、ひとこと言わせてください。

 

日々の研究の現場でもPCRは必須の技術となってますが、PCRってそんなに正確ではないですよ。

試薬の混ぜ方や匙加減、ポリメラーゼによる合成開始の目印となるプライマーの配列とか量、Mg2+とかDMSOといった補助剤のあるなし・・微妙な違いで結果が大きく違うなんてことがザラ。

 

ましてや、今回のコロナウイルス感染の検査では、人から採取した検体のPCRです。

採取する人の技量、検体を処理する人の技量、そして診断キットの信頼性とか色んなファクターが結果に影響します。

あと、PCR装置の信頼性も大事です。

しかもコロナウイルスのRNAをDNAに変換するステップも加わります。

PCRの操作に慣れた私でも、検査で行うqPCRで一定品質のデータを出せるかどうか自信ありません。

 

そして検査員さんは、毎日検体の処理に追われて過酷な日々を送るのですよね?

そんな過酷な状況の検査員さんを、地獄に突き落とそうかと言わんばかりの風潮は頂けません。

PCR検査をやみくもに増やすことで、検査の現場を崩壊させる危険があります。

 

ただし、37度5分以上の熱が4日間とかいう線引きはナンセンスだと思います。

現在この辺の線引きが議論されているようで、激しい症状が出たら即検査とかに変更されるのではないでしょうか。

そして肝心なのは検査のキャパシティーを超えない事です。

 

やれPCRだと騒ぐマスコミ関係者は、今本当に国民にとって必要なことが何かを伝えるよりも、PCR検査の数が少ないことで政権批判をする方が大事なんでしょう・・きっと。

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