- 2021/04/17
- あれこれと出来事
ゆる〜く調査した結果
2月24日の記事で予告した、「ゆる〜く調査してみた件」の結果を報告します。
メニューの「miscellany」から入って、「ゆる〜く調査してみた件」の「それ、道路交通法違反です!」をご覧ください。
2021年04月の記事は以下のとおりです。
2月24日の記事で予告した、「ゆる〜く調査してみた件」の結果を報告します。
メニューの「miscellany」から入って、「ゆる〜く調査してみた件」の「それ、道路交通法違反です!」をご覧ください。
Liquid-Liquid Phase Transition Drives Intrachloroplast Cargo Sorting
Min Ouyang, Xiaoyi Li, Jing Zhang, Peiqiang Feng, Hua Pu, Lingxi Kong, Zechen Bai, Liwei Rong, Xiumei Xu, Wei Chi, Qiang Wang, Fan Chen, Congming Lu, Jianren Shen, and Lixin Zhang
Cell 180, 1144–1159 (2020)
葉緑体の内部は三重の膜で仕切られており、外包膜、膜間空間、内包膜、ストロマ、チラコイド膜、そしてチラコイド内腔の6つの区画に分けられます。
葉緑体に局在化するおよそ3,000種のタンパク質のうち一部が葉緑体ゲノムに由来しますが、大多数は核ゲノムに由来します。
後者の場合、タンパク質は細胞質で生合成されてから葉緑体の然るべき場所に局在化する必要があります。
したがって、各々のタンパク質の局在化を制御している機構を明らかにする研究が古くから成されてます。
この論文で問題とするのはチラコイドのタンパク質のケースでして、多くのタンパク質で混み合ったストロマのなかをチラコイドに効率よく運搬するしくみを探ることを目指してます。
詳細は省き要約すると、
(1) 葉緑体のストロマにおいてSTT1と STT2のヘテロオリゴマーがTat経路のカーゴをチラコイドに選別する。STT1とSTT2は、もともとEMB506とANKRと呼ばれていたタンパク質で、カーゴと結合するものとして酵母ツーハイブリッドで見出されてます。
(2) カーゴのアミノ酸配列に含まれるシグ ナルがSTT複合体の相分離を促進する。Tat経路のカーゴがもつ局在化シグナルは、数個の正電荷アミノ酸の後方に10数個の疎水性アミノ酸が続く構造。STT複合体は標的化シグナル存在下でオリゴマー化して液–液相分離を起こします。
(3) STT複合体の相分離がカーゴのチラコイドへの選別に必要。オリゴマー化が抑制される変異体ではチラコイド膜への標的化が抑制されます。
(4) Hcf106が相分離の状態を解除することで、カーゴのチラコイド内腔への移行が促進される。Hcf106とTatCはカーゴを受容する複合体を構成してます。カーゴは、相分離状態にあるSTT1/STT2オリゴマーに取り込まれた状態でチラコイド膜へ標的化され、受容体に含まれるHcf106が相分離状態を解除することでカーゴが放出され膜を通過していくと言うシナリオを提唱してます。
姫路文化コンベンションセンター、通称「アクリエひめじ」が完成間近となりました。
7月10日に完成記念式典が催されるとのこと。
その後、野村萬斎の狂言、STU48のライブ、NHKのど自慢の収録、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演など。
来年の予定は今のところ、N響姫路公演とユーミンのライブなどが入ってます。
今までは内装とか外観や植栽の工事などで見た目が乱雑でしたが、今年になって完成が迫り全貌が手に取るように分かるようになりました。
たぶん今は館内のシステム整備とかで忙しいのだろうと思います。
そんな折、昨日と今日の夜間、アクリエひめじの全体が煌々と明るくなってました。
今までは外観の白い所だけのライトアップのテストとか、館内の一部の照明とか限定的でした。
ここまで煌々と照らされると、不夜城と言っても過言ではありあせんね。
これに呼応させてるのか、姫路城も似た感じでライトアップ。
ところで・・青のライトアップは意味がありまして、日本では4月2日から4月8日は「発達障害啓発週間」としてるそう。